2024/07/10

平瀬ダム

平瀬ダムは高さ73mの重力式コンクリートダムです。
古くから台風による洪水被害に何度も見舞われている錦川流域ですが、一方で、近年は渇水に悩まされることも多くなっています。平瀬ダムは、そうした地域の治水対策、そして、発電などを目的に建設されました。

周囲は美しい自然と貴重な河川生物が生息する場所で、生息環境保全のため、渇水時にもダム下流に必要な水が流れるように設計されています。

また、ダム直下の発電所では、ダムの放流水を利用して最大出力1,100KWのクリーンな電気エネルギーを発電しています。

このダムの完成により、失われた集落の記憶がダム内に残されました。
ひとつは、集落の生活を支えた木谷原橋のモニュメント、もうひとつはダム湖の名称です。「猿飛湖」は、集落の景勝地「猿飛の石庭」に由来します。
 

場  所 : 山口県岩国市錦町広瀬
アクセス : HIROSE FOOD BASEから錦川線沿いを車で約8分。

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