平瀬ダム

株式会社舞田興業 株式会社舞田興業

錦町だより2021/11/15

平瀬ダム

弊社でも関係工事を担当している平瀬ダムは、 令和5年度の完成を予定している、高さ73mの重力式コンクリートダムです。
古くから台風による洪水被害に何度も見舞われている錦川流域ですが、一方で、近年は渇水に悩まされることも多くなっています。平瀬ダムは、そうした地域の治水対策、そして、発電などを目的に建設されました。

周囲は美しい自然と貴重な河川生物が生息する場所で、このダムの完成により水辺の環境保全も調整可能になりますが、貯水により集落の暮らしが失われることも事実です。
その中のひとつ、赤いアーチが印象的な 木谷原橋 を紹介します。

平瀬ダムの下流に架かる木谷原橋は、130年前に輸入されたドイツ製のボーストリング・トラスで、この場所には1952年に移設されました。近代土木遺産に指定されています。
日本に数橋しか残っていない貴重な橋ですが、老朽化が激しく、保存、移設が難しいことからダムの貯水開始前の撤去が予定されています。

木谷原橋の遠景です。

場  所 : 山口県岩国市錦町広瀬
アクセス : 錦川沿い錦町中心部より車で約10分

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